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岡まことのらくごしゃ日和

シンガーソングライター岡まことのブログ。美術の成績は2です。

毒にも薬にもならぬ2

ブログ
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今日も制作をしていた。どういうわけか、4曲できた。どれも今のところの印象としては、良さそう。な気がする。


まともに人と会話しない日が続くと、久しぶりに人と会った時に何を言っても「自分は嘘をついているのではないか」という気がしてくる。どうしてだろう。極端な自信のなさは、他人にまで迷惑をかけてしまう。嫌だな。


作業場として使わせて頂いている場所の行きと帰りにぼんやり考えていたのだけど、僕は「アテロフォビア」を発売してから、無意識に曲作りを避けていたような気がする。ルーティンとして曲作りをすることはあっても(この期間は大抵思うような曲ができない、でも経験上必要な時間ではあると思う)、自分の奥深くの血だまりに降りていくことは、随分と避けていたようだ。しかしずっとそんな自分を放っておくわけにもいかない。


言葉や音は、湧き出るものでも降ってくるものでもなく、ただ自分の記憶と感傷を頼りに、一つの得体の知れない塊を削りとって形にしていく作業のように思う。他の人がどうかは知らないけれど。自分の最深部にはいつも得体の知れない岩のような何かがゴロンと転がっていて、それの前で何日もしかめ面をしなければならないこともある。ただ闇雲に削ればいいということではない。間違いが間違いのままになるか、正しいところまで戻ってこれるのか、それもわからない。そしてその定義も自分が決めなくてはならない。これは楽しいことのはずだった。謳歌し尽くした自由がくれる喜びのはずだった。今はどうだろう。嫌ではないけど。なんだろうな、時々泣き出したくなってくる。

この期間に入ると、時々手が震え、外を歩いても視線がうまく定まらなくて俯いてしまう。一度他人と目が合おうものなら頭がボーッと熱くなって、何度も真っ白な映像が浮かんでくる。ただの気の持ちようなのに、だ。自分でわかっていながらこのざまとは、なんと情けないことか。